IDCは、世界スマートフォン市場に関する調査結果の速報値を発表した。2022年第2四半期の出荷台数は2億8600万台で、前年同期の3億1340万台に比べ8.7%減。4四半期連続で出荷台数が減っているという。
供給不足の状態で幕を開けた2022年だったが、その後は需要が低迷する状態になってしまった。供給は回復し、生産量も増えたものの、インフレや不透明な経済見通しが消費者の支出を抑え込んでいる。
地域別では、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で中欧・東欧が前年同期比36.5%減と大きく落ち込んだ。ただし、同地域の出荷台数は全世界の6%程度なので、数量の変化は大きくない。
台数の減少がもっとも激しかったのは中国で、前年同期比14.3%減。そのほかの地域も、カナダ以外は軒並み出荷台数を減らしてしまった。
2022年第2四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
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