Appleは、2023年にリリースするとみられている拡張現実(AR)および仮想現実(VR)ヘッドセットに搭載するOSの名称を変更したと報じられている。
BloombergのMark Gurman記者が米国時間12月1日に報じたところによると、このOSはApple社内で「realityOS」と呼ばれていたが、現在は「xrOS」に変更されたという。これは、このヘッドセットがARとVRの両方を包含するエクステンデッドリアリティー(「XR」)に重点を置いていることを反映している可能性がある。
「xrOS」という名称の採用は、広義の命名規則のように思われていたものから脱却する動きともなる。Appleは、「Reality One」「Reality Pro」「Reality Processor」といった製品名のような商標の登録を出願していたからだ。Bloombergの今回の記事によると、Deep Diveというシェルカンパニーが数カ国で「xrOS」の商標登録を出願しており、米国でも同様の名称で出願中だという。OSの名称が変更された可能性もあるが、「Reality」ブランドがヘッドセットのシリーズ名として残る可能性もある。
Bloombergは以前、ARとVRのヘッドセットを別々に開発するかどうかでApple内部に意見の相違があったと報じていたが、xrOSという新たな名称は、複合現実(MR)ヘッドセットを開発中という最近のうわさと合致する。どちらにしても、Apple初のヘッドセットは高額になる可能性がある。2021年のうわさでは、同社初のVRヘッドセットは900ドル(約12万1000円)以下に抑えた他社製VR製品より「はるかに高額」になるとみられていた。ただし、1499ドル(日本では税込22万6800円)の「Meta Quest Pro」を上回る法外な価格になるかは不明だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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