ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは12月1日、環境省が推進する食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業の採択事業者として、環境配慮行動に対する「Kuradashiポイント」の発行を開始すると発表した。
同社は、フードロス削減を目指し、賞味期限が切迫した食品や季節商品、パッケージの汚れやキズ・自然災害による被害などが要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、Kuradashiで販売している。
また、購入金額の一部を自分が応援したい環境保護や動物愛護の団体、地方創生やフードバンク支援などを行うために立ち上げたクラダシ基金などに寄付でき、環境保護や海外支援、動物保護、災害支援など、買物によってSDGs17の項目に当てはまる団体を支援できる。
同社によると、日本ではまだ年間約522万トンのフードロスが発生しているという。これまで、Kuradashiを通じて削減したフードロス削減量は1万2605トンを超えたが、「2030年までにフードロス半減」を目指すには、さらに多くの人と共に同問題に取り組む必要がある。
そこで、Kuradashiで販売する商品の購入時にポイントを付与することでフードロスの削減を促すとともに、産地直送商品の購入には追加ポイントを付与することで、配送回数の削減によるCO2排出の削減、将来的には地産地消を目指す。
なお、Kuradashiでポイント還元対象商品を購入すると、購入額の0.25%〜0.5%のポイントが付与される。ポイントを利用するには、ギフトカードへの交換が必要。ギフトカードへの交換は、50ポイント(1ポイント=1円)から対応する。
ポイントは、クラダシ基金や、環境保護や動物愛護などの活動を行う15の社会貢献活動団体から、自身で支援先を選択し寄付することも可能。社会貢献活動団体へは、1ポイントから寄付することが可能となっている。
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