ブイのような装置で波力発電、予想を20%上回る試験結果--英新興企業

Andy Altman (CNET News) 翻訳校正: 高森郁哉 (ガリレオ)2022年11月16日 10時17分

 スコットランドの新興企業AWS Ocean Energyは、自社の波力発電装置の試作機が「極めて有望な結果」を出したと発表した。

Archimedes Waveswing
Archimedes Waveswing
提供:AWS Energy

 AWS Oceanは、「Archimedes Waveswing」と名付けた装置を6カ月にわたり海中で稼働した結果、中程度の波の状態で10kW以上、最大で80kWを出力できたと発表した。この成果は、同社の予想を20%上回ったという。

 Archimedes Waveswingは、ブイに似た50トンの装置で、海底からケーブルでつながれ、海面の少し下に設置されている。通過する波の力を利用して発電する仕組みだ。

 AWS Oceanによると、試作機は風力階級10の暴風で荒れた海にも耐えることができたという。スコットランド北方のオークニー諸島沖で進められている今回の試験は2022年中に終了する予定で、2023年にはさらなる試験が計画されている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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