Appleは「iPhone 14」、特に「Pro」モデルで、私たちが待ち望んでいたアップグレードの多くを実装してくれた。例えば、一目で時間を確認できる常時表示ディスプレイや、優れたマルチタスク機能の「Dynamic Island」などだ。
しかし、筆者は、Appleが「iPhone 15」でさらにいくつかのアップグレードを実施してくれることを期待している。例えば、Proモデル限定の一部の機能を低価格のモデルに搭載してもいいだろう。これは、サムスンが低価格のスマートフォンでよく実施していることだ。Appleにも、このアプローチをもっと本格的に採用してもらいたいと思う。Dynamic Islandもすでに多くの可能性を示してはいるが、iPhoneを使用するうえでもっと不可欠な存在になれるはずだ。
Appleは通常、新型iPhoneを9月に発表し、その後すぐに発売する。本記事では、次期モデルのiPhone 15に筆者が期待していることを紹介する。
「Lightning」コネクタが登場してから10年が経過した。今こそ変革のときだ。非常に多くのApple製品がUSB-Cに移行している今、それひとつですべてのデバイスを充電できる充電器の必要性がこれまでになく高まっている。現在Appleが販売している充電器は4種類ある。Lightning(iPhone、2021年モデルの「iPad」と「AirPods」、その他一部のアクセサリー用)、USB-C(ほとんどの新しいiPadと「MacBook」用)、「MagSafe」(iPhone用の磁気ワイヤレス充電器)、そして、「MagSafe 3」(2022年モデルの「MacBook Air」、14インチ「MacBook Pro」、および2021年に発売された16インチMacBook Pro用の磁気充電器)だ。
新しいiPhoneでLightningの代わりにUSB-Cが採用されたら、新しいスマートフォンとMac、新しいiPadを同じケーブルで充電することが可能になる。読者が使用しているほかのほとんどの電子機器も、おそらくUSB-Cを使用しているはずだ。
幸いなことに、USB-Cが搭載されたiPhoneの登場は、それほど遠くないかもしれない。欧州連合(EU)は、同地域で販売されるすべてのスマートフォンにUSB-C充電端子の搭載を義務づけることですでに合意に達しているが、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントのGreg Joswiak氏は、同社がこの決定に従うことを認めた。Joswiak氏はThe Wall Street Journal(WSJ)の「WSJ Tech Live」カンファレンスで、その旨を発言している。Bloombergによると、Appleは過去にもUSB-C搭載のiPhoneをテストしたことがあるという。
ただし、Appleは自社の計画について具体的なことは何も明かしていない。iPhone 15でUSB-Cへの切り替えを開始するのか、それとも、EUの新しい規則によってUSB-Cの搭載が義務づけられている2024年末まで待つのかは不明だ。同社は、USB-CをすべてのiPhoneに搭載するのか、それとも、欧州のモデルだけでサポートするのかも明らかにしていないが、USB-Cに完全に移行するだろうというのがアナリストの予想だ。
2021年に発売された「iPhone 13 Pro」から、AppleはProモデルに高リフレッシュレートのディスプレイを搭載するようになった。iPhone 13 Pro、「iPhone 13 Pro Max」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」には、Appleが「ProMotion」と呼ぶ機能が搭載されており、表示内容に応じて、画面のリフレッシュレートを120Hzまで上げることができる。これにより、スクロールやアニメーションの動きがより滑らかになる。
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