LINEのグローバルNFTプラットフォーム「DOSI」、ユーザー間取引に対応

 LINEのグループ会社でグローバルNFTプラットフォーム事業の運営を行うLINE NEXTは11月15日、グローバルNFTプラットフォーム「DOSI」において、NFTのユーザー間取引サービスの追加と、イーサリアム決済の対応を開始したと発表した。

 
 

 DOSIは、同社が展開するグローバルNFTプラットフォームで、9月から日本を除く世界180カ国において、9カ国語に対応したベータ版を提供している。(1)グローバル規模で高い人気を誇るwebtoon作品「地獄が呼んでいる」の世界観を詰め込んだNFT、 (2)韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」所属の新人アイドルグループ「NMIXX(エンミックス)」のNFT、(3)CJ ENMのインフルエンサービジネスグループ「DIA TV」によるDIA(ダイア) NFT、(4)NAVERスポーツのLGツインズNFT、の計4つのNFTプロジェクトを展開しているという。

 今回、マーケットの活性化を目的に、NFTのユーザー間取引サービスを開始した。世界中のユーザーがDOSIで購入したNFTをほかのユーザーと売買できるようになる。まずは、DOSIの「地獄が呼んでいる」ブランドストアにてユーザー間取引を開始し、順次、ほかのストアへ広げていく予定。

 また、クレジットカードやNAVER Payなどのキャッシュレス決済に加え、新たにイーサリアム決済も導入した。DOSIの専用ウォレット「DOSI Wallet」を主要暗号資産ウォレットである「MetaMask」と連携させることで、ユーザー間取引におけるNFTの出品、購入がイーサリアムで可能となる。今後は、グローバルにおいてNFT市場をリードするプラットフォームとしての地位をより強固にするため、国別でさまざまなキャッシュレス決済および、暗号資産決済を導入する予定だという。

 DOSIのエコシステムへの貢献レベルにあわせてユーザーに多様な特典を提供する会員制プログラム「DOSI Citizen(ドシ・シチズン)」の特典内容も拡充した。NFT購入金額に応じて得られるメンバーシップポイント「DON」を利用し、DOSI Citizenをレベルアップさせられるという。レベルが高いほどさらに多くのDONを獲得でき、その数でさまざまなNFT景品を獲得できるとしている。

 同社によると、これまで計17万のメンバーシップNFTが発行されており、さまざまなNFTを景品として受け取ることが可能なイベント「DOSI Adventure」から、計18万ドル相当のNFT景品が進呈されるなど、さまざまな特典と新しいNFT体験を提供しているという。

 さらに、NFTホルダー投票を通じたアーティストサポートや、コンテンツ原作者とのコミュニケーションが可能な交流イベント(AMAセッション)を実施するなど、より多様なNFT体験を提供できるように、取り組みを進めているとしている。

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