LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を担当するLINE Xenesisは11月14日、11月13日に開催された「福岡マラソン2022」において、福岡マラソン実行委員会、LINE Fukuokaと連携し、大会参加の記念品としてNFTの無料配布を実施したと発表した。
3年ぶりの開催となった福岡マラソン2022は、参加者が一体感を抱いてともに楽しめる大会の実現を目指し、テクノロジーを活用したさまざまな取り組みを新たに実施。その一環として、福岡マラソン2022フルマラソン参加ランナーと、応援企画「42の応援メッセージ(ゴールして欲しい人がいる、届けたい声がある)」の参加者、ボランティアや市民などの福岡マラソンLINE公式アカウントの登録者に対し、大会参加の記念品の「バーチャルトロフィー(NFT)」を配布したという。「LINE NFT」が無料配布機能を活用した初の企画になるとしている。
バーチャルトロフィー(NFT)は、トロフィー上部のランナーと球体が360度動くデザインのNFT。すべてのランナーに届ける「Good Jog Trophy」 、大会を支える応援とサポートに感謝する「Great Support Trophy」、上位入賞者を称える「Top Athlete Trophy」の3種類を用意したという。福岡PayPayドーム、福岡タワー、二見ヶ浦など、42.195kmのコース上にあるスポットを立体的に配置し、福岡マラソン2022を見るたびに想い出せるデザインにしたとしている。
当日完走したランナーには、NFT受取り用のバーコードが記載されたカードを配布。同カードの裏面には完走タイムを書き込めるため、記念品としても楽しめる。ひとつひとつのトロフィーは、NFTによって受け取った人にひも付けられ、持ち主であることを証明する。受け取ったNFTは、コミュニケーションサービス「LINE」のプロフィールアイコンに設定可能だ。
LINE NFTは、簡単な操作と決済方法でNFTの購入、取引が可能なNFT総合マーケットプレイス。4月にサービスを開始し、10月時点でキャラクターやアニメ、スポーツ、アーティストなど、幅広いジャンルのNFTを約9万7000点販売したという。
11月には、企業やコンテンツホルダーが自社のNFTをユーザーに触れてもらうきっかけを創出するツールとして、多数のユーザーに無料でNFTを配布できる「NFT無料配布(エアドロップ)」機能を導入している。
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