楽天モバイルは、AST SpaceMobileの衛星通信について、2024年以降の導入を目指すと表明した。同社で代表取締役CEOを務めるタレック・アミン氏が明らかにした。
AST SpaceMobileは、地球低軌道を周回する8m四方の巨大な通信アンテナによって、既存のスマートフォンに衛星通信を提供する「スペースモバイル計画」を推進している。楽天グループで代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏によると、通信速度はYouTubeを視聴できるレベルだという。
同社には楽天グループも出資しており、米国時間9月10日には試験衛星「BlueWalker3」の打ち上げに成功。10月には福島県で実証実験用のゲートウェイのインストールも完了したという。
なお、現時点ではBlueWalker 3のアンテナは畳まれた状態であり、アンテナの展開は11月中を予定しているという。アンテナが展開されれば、本当に衛星からスマートフォンに通信を提供できるのか検証できるようになる。
この「スペースモバイル計画」が実現すれば、山間部や洋上などでも、既存のスマートフォンだけで衛星通信が可能となる。楽天モバイルとしても日本全土100%のエリアカバーが達成される。
(この記事はUchuBizからの転載です)
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