ヤフーは10月31日、食料品や日用品などを最短15分で届ける即配サービス「Yahoo!マート by ASKUL」の専用アプリ(iOS/Android版)の提供を開始したと発表した。
これにより、従来の出前館サービス上での注文に加えて、同アプリを利用した注文も行えるようになる。
なお、現在の利用可能地域は、志村坂上店(板橋区)、板橋店(板橋区)、三田店(港区)、明大前店(杉並区)、高井戸店(杉並区)、三軒茶屋店(世田谷区)、紀尾井町店(千代田区)、代々木上原店(渋谷区)、行徳店(千葉県市川市)となる。
2021年7月にサービスを開始したYahoo!マート by ASKULは、アスクルが販売する食料品や日用品を中心とした約2000種類の商品を、デリバリーサービス「出前館」上で注文でき、最短15分で受け取れる即配サービス。
注文を受けた後、出前館の配達員が都内の専用店舗で該当商品を受け取り、指定された配達先に自転車やバイクで商品を配送する。
同社によると、Zホールディングスグループ各社の強みを生かしたシナジー効果により、Yahoo!マート by ASKULは事業を拡大しており、現在21店舗を東京と千葉で運営しているという。また、今夏よりクイックコマース事業だけではなく、来店型店舗の運営を開始している。
今回、よりスピーディーに注文でき、届けてほしいというニーズに応えるため、クイックコマースに特化した専用アプリの提供を開始した。まずは一部地域での提供から開始し、今後対象地域を順次拡大していくという。
なお、専用アプリでは、欲しい商品をスムーズに選べるように、視認性が高く、わかりやすいデザインを採用。さらに、セール品やキャンペーン情報、目玉商品などもホーム画面から簡単に見つけられるという。加えて、専用アプリから注文により、200円の送料で商品が受け取れるという(出前館での注文は、送料が200円〜420円)。
同社では、コミュニケーションサービス「LINE」からの集客効果が高く、ユーザー数が多い出前館からもこれまで通り注文できるため、今後は専用アプリと出前館の双方でのユーザー拡大が期待できるとしている。
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