iFixitは米国時間10月19日、Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch」の分解動画で、やや乱雑に見えるその内部を公開し、同製品の少なくとも一部は修理可能であることを明らかにした。
Googleと提携して「Pixel」スマートフォンの修理部品を提供しているiFixitは、黒いプレートは簡単に交換できそうだが、画面やその他の部品を交換するにはバッテリーを取り外さなければならないことを発見した。
高額のハイテク製品を販売する企業は、修理する権利を求める動きの圧力を受けている。修理する権利とは、ユーザーが購入した製品に対する正規の修理を、自宅や独立系の修理業者でできるべきだというもの。ニューヨーク州は6月、修理用のデータと工具をサードパーティーに供給することを電子機器メーカーに義務付ける法案を可決した。
修理する権利の擁護派は、修理の選択肢が増えれば、高い修理費用が引き下げられ、環境に悪影響を与える恐れのある電子廃棄物が減る可能性があるとしている。
大手ハイテク企業は、特に新製品について、ユーザーが自分で修理するための手段を提供し始めている。Appleは8月、自分で修理するための部品と工具を提供するセルフリペアプログラムを、「M1」搭載の「MacBook Air」と「MacBook Pro」に拡大した。
Appleの最新スマートウォッチ「Apple Watch Ultra」は、これまでのApple Watchよりもはるかに修理しやすい可能性がある。iFixitが9月に公開した分解レポートでは、背面プレートをねじだけで取り外すことができ、内部にアクセスしやすいことが示されていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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