KDDIは10月18日、スマートフォン決済「au PAY」の加盟店向け集客支援サービス「au PAY グロースパック」を10月19日から提供を開始すると発表した。
加盟店が自由にクーポンの値引き額や利用可能時間などを設定し、au PAY会員に向けて即時で配信できる。クーポンは位置情報をもとにau PAY会員へ配信するため、効率的な販促活動に役立てられるという。
au PAY グロースパックでは、au PAYアプリのGPSや回線の契約情報をもとに3000万人超のau PAY会員に向け、クーポンを配信できる。クーポンを作成する際の入力項目が8項目と少なく、主にプルダウンからの選択で作成できるため、迷わず直感的な操作で作成できるという。
作成したクーポンは、スマートフォンやタブレットから管理可能。クーポンの実利用状況や利用属性などもダッシュボードで確認できるため、加盟店自ら販促活動を分析できる。店舗の近くにいるau PAY会員のau PAYアプリ内にクーポンを表示するため、新規顧客獲得のきっかけにすることができるとしている。
KDDIによると、中小の加盟店から「新規のお客さまを獲得したい」「雨の日に集客しにくい」「販促に時間をかけられない」といった、店舗ごとの状況に合わせた悩みが寄せられていたという。
また、近年は新型コロナウイルス感染症の影響による来店減に対して、デジタルを活用した新たな販促施策を実施したい、というニーズも高まっている。
そこで、今回提供を開始する同サービスを活用することにより、天気の変化や急な予約キャンセルの際に、即時でクーポンを配信し集客に役立てるなど、加盟店ごとの悩みに合わせた柔軟な販促活動を実施することが可能となる。既にローソンをはじめ、ミスタードーナツ、松屋、ダイソー、高島屋などでの導入が予定されているという。
今後は、同サービスの購買情報を活用した集客サポートや、保険などの経営サポート機能の拡充も予定する。
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