米連邦取引委員会(FTC)が、Metaによる仮想現実(VR)フィットネスアプリの開発元Within Unlimited買収計画に対して行っていた主張の一部を取り下げた。しかし、買収の差し止めを目指す訴訟はなお継続している。
FTCは、Metaに対する訴えを修正し、同社がWithinと競合しているとの主張を取り下げた。Withinが開発する「Supernatural」は、「Apple Watch」を通じてワークアウト中の健康データを追跡する没入型ワークアウトアプリだ。それでもFTCは買収が成立した場合、将来的に競争が不十分になり、Metaが実質的にVRフィットネス市場を独占することになると主張していると、Bloombergは米国時間10月7日に報じている。
2021年にFacebookから社名変更した直後に、MetaはWithinを買収すると発表した。その後2022年の7月にFTCは買収阻止を目指す訴訟を正式に提起。同社が人気のフィットネスゲーム「Beat Saber」も保有していることから、Metaに独占的な地位を与えることになると主張した。
対するMetaは、Withinの買収は消費者、開発者、VR業界にとって有益だと主張している。
両者はすでに、一定の歩み寄りを示している。8月には、Metaの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏がWithinを個人的に買収しないことに同意したことを受けて、FTCはこの反トラスト法訴訟の被告から同氏を除外した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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