Amazonによる17億ドル(約2450億円)でのiRobot買収を、米連邦取引委員会(FTC)が詳しく調査しているという。ロボット掃除機「ルンバ」を手掛けるiRobotが、米国時間9月20日に公開された新しい提出文書の中で明らかにした。
米証券取引委員会(SEC)に提出されたその文書には、「iRobotとAmazonはそれぞれ9月19日に、(買収に関する)追加の情報と資料の提出要請を受けた」と、記されている。
CNNによると、詳細情報の要請は、FTCがこの買収を詳しく調査していることを示唆しているという。
Amazonは、これとは別にOne Medicalの買収についても承認待ちの状態にある。FTCはこの件についても、Amazonと、One Medicalの親会社である1Life Healthcareに対して、追加の情報と資料の提出を要請している。
議会や規制当局は、ビッグテックがそれぞれのサイトで支配的な力を持つことを問題視している。FTCを率いるLina Khan委員長は、同職就任前のロースクール在籍時に、Amazonやその他のハイテク企業による反競争的な枠組みを取り上げた論文を執筆している。Amazonは、同社に関連する調査にKhan委員長を関与させないよう求めていた。2021年6月には、米議員らが超党派でAmazon、Apple、Google、「Facebook」運営元のMetaなどを対象とした一連の反トラスト法案を提出している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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