Amazonの「Astro」は、音声アシスタント「Alexa」を搭載して動く、家庭用に作られた初のロボットだ(Alexa以外の個性も少し持っている)。「動くAlexa」というアイデアを、多くの人は奇妙に感じるかもしれない。その点は筆者も皆さんと同じだが、この小さいロボットは、有能で、賢く、ころころとかわいい。
といっても、いったいこれに何ができるのだろうか。
Astroは、よく冷えたビールを冷蔵庫から持ってきてくれるのか。部屋を動き回って掃除をしてくれるのか。答えづらい問題もあるが、答えを用意した。知っておきたい基本的なことは、こんなところだろう。
Astroの価格は1000ドル(約14万5000円)からで、Alexa対応の他のスマートデバイスよりかなり高くなる。アーリーアクセス期間が終わると、1450ドル(約21万円)に跳ね上がる。
Astroの購入は今もまだ招待式で、招待を受けるための申し込みを受け付け中だ(日本では未提供)。
ウォーリーはかわいい。Astroもかわいい。それ以外の共通点は、あまり多くない。ウォーリーもAstroもビープ音とか、単純なロボットのような音で反応するが、AstroにはAlexaという追加機能がある。質問に答えてくれるし、コマンドに応答したり、冗談も言ったりする。ただし、Astroの個性はAlexaとは別のものだ。
それから、私たちはAstroだけが地球上に残されたディストピアの未来に暮らしているわけではないし、人類が宇宙に移住した後に残されたゴミだらけの世界を片付けているというわけでもない。少なくとも、今のところはまだそうなっていない。
そのとおり。よく気づいてくれた。Amazonの最新ロボットには宇宙家族ジェットソンの愛犬と同じ名前が付けられている。ただし、Astroの最新テクノロジー、音声アシスタント、デザイン、転がるような動きを見ていると、犬のアストロより、どちらかというとメイドロボットとしてジェットソン一家を世話するロジーの方が近いかもしれない。
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