真剣に考えてみてほしい。Androidデバイスにインストールしたアプリはすべて使っているだろうか。もし使っていないアプリがあるとすれば、なぜインストールしたままにしているのだろうか。
これまでそんなことは考えなかったかもしれないが、Androidアプリの開発が滞る可能性はないわけではない。
そうなると、アプリには悪用される脆弱性が生まれる可能性がある。使っていないアプリをスマートフォンに入れたままにしておくのは、悪用されるのを待っているようなものだ。
あるいは、使っていないアプリを削除すれば、単純にスマートフォンの空き容量を増やしてすっきりさせることができる。
いずれにしても、使っていないアプリは削除することを強くお勧めする。とはいえ、使っていないアプリを1つずつ見つけて削除するというのは、気の遠くなる作業だと感じる人もいるかもしれない。幸い、Googleは使っていないアプリを簡単に削除するツールをAndroid 13に組み込んだ。早速、使い方を紹介していこう。
古いアプリを捨て、容量を空ける準備はできただろうか。では試してみよう。
用意するのは、Android 13が搭載され、削除すべき古いアプリがインストールされているスマートフォンだけだ。
まず「設定」アプリを起動する。通知シェードを2回下にスワイプすると表示される歯車アイコンをタップするか、アプリドロワーから「設定」アプリをタップする。
「設定」アプリの「アプリ」をタップしてアプリ画面を開き、「使用されていないアプリ」をタップする。
タップすると、過去3カ月間起動しなかったアプリが一覧で表示される。さらにその下には、6カ月以上起動しなかったアプリも表示される。これらを削除するには、アプリ名の右横にあるゴミ箱アイコンをタップするだけだ。
ゴミ箱アイコンをタップして表示されるプロンプトで「OK」をタップする。すべて削除できるまで、これを繰り返す。
ただし、注意すべき点がある。例えば筆者のデバイスには、めったに使わないが残しておくべきアプリがある。なぜなら時々は使うことがあるからだ。これらのアプリは頻繁にアップデートされているため、脆弱な状態にならないことが分かっている。さらに、今のところスマートフォンの容量がひっ迫する心配もない。もしアップデートされなくなったり空き容量が足りなくなったりしたら、こうしたアプリは削除候補になるだろう。
このように、Android 13では使っていないアプリを簡単に見つけて削除できる。この機能を定期的にチェックして使っていないアプリを見つけ、削除することをお勧めする。データが盗まれたり、容量が不足したりするより、安全な方がいいに決まっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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