Googleの「Pixel Watch」の詳細はまだほとんど明かされていないが、こうした状況はもうすぐ変わる見通しだ。Googleは米国時間10月6日にイベントを開催し、そこで「Pixel 7」や「Pixel 7 Pro」といった次期デバイスと共に、Pixel Watchに関する詳細も発表する可能性が高い。
Googleは、5月の開発者会議「Google I/O」でPixel Watchを先行披露した。このスマートウォッチのデザインを公開し、傘下であるFitbitの特定のヘルストラッキング機能を搭載することを発表したが、それ以外の詳細はほとんど明かさなかった。最も重要な価格や発売日はまだ不明である。
Googleは何年も前からウェアラブル向けのソフトウェアを開発しているが、同社が消費者向けスマートウォッチを発売するのはPixel Watchが初となる。これにより、Googleは、「Pixel」スマートフォンで「Android」スマートフォンのあるべき姿を示したように、理想のAndroidスマートウォッチに関する自社のビジョンを示す機会を得られる。
Googleのイベントはまだ先だが、本記事では、Pixel Watchについて、これまでに判明しているすべてのことを紹介する。
Googleが5月に述べたところによると、Pixel Watchは2022年秋に正式に発表される予定だという。同社は10月6日にイベントを開催するので、その後すぐにPixel Watchが発売される可能性もある。そうなった場合、Pixel Watchは以前のGoogle製品と同様の発表パターンを踏襲することになる。例えば、「Pixel 6」は2021年10月19日のイベントでデビューしているし、「Pixel 5」は2020年9月30日のプレスカンファレンスで発表されている。
Googleが自発的に明かしたことが1つあるとすれば、それはPixel Watchの外観だ。事前にリークされていたとおり、文字盤は円形のドーム型デザインで、ガラスの縁が丸みを帯びているように見える。本体の素材はサイクルされたステンレスで、「Apple Watch」と同じように触覚機能を備えた竜頭がある。カスタマイズ可能なバンドも提供される予定だ。9to5Googleによると、カラーバリエーションはブラック、シルバー、ゴールドの3色が提供される予定で、本体サイズは幅40mm、厚さ14mmだという。
これまでに分かっている情報から判断すると、Pixel Watchの外観はApple Watchやサムスンの「Galaxy Watch4」をはじめとするハイエンドスマートウォッチのライバルにふさわしいものになっている。また、「Code 2022」カンファレンスでは、Googleの最高経営責任者(CEO)のSundar Pichai氏がPixel Watchと思われるスマートウォッチを着用していた。
当然ながら、Pixel Watchは同社のWear OSプラットフォームを採用している。ソフトウェアについては、「滑らか」で「操作しやすい」という特徴以外、Googleからはほとんど語られていない。同社のデバイスおよびサービス担当シニアバイスプレジデントのRick Osterloh氏はWear OSについて、「タップと音声操作に対応し、一目でわかりやすい」と説明した。プレゼンテーションでは、「Googleマップ」「Googleウォレット」「Google Home」「Googleアシスタント」などのアプリの動作が簡単に実演された。
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