iPhone 14はIP68等級の耐水・防塵性能を備えており、水深6mで一定時間耐えることができる。本体に、イェルバマテ茶をこぼしてしまっても大丈夫だ。
iPhone 14に欠けているのは、SIMカードトレイだ。米国では、iPhone 14はeSIMでのみ動作する。Appleは米国の通信事業者との提携の下、古いiPhoneを新しいiPhoneの隣に置き、いくつかの指示に従って進むだけで、古いiPhoneからiPhone 14に番号を移行するプロセスを完了できるようにした。Mint MobileやUS Mobileなどの小規模な通信事業者もeSIMを提供している。
筆者が個人用のスマートフォンで利用している通信サービスは、eSIMをサポートする「Google Fi」だ。しかし、自分の番号をレビュー機に転送する際、通信事業者に連絡して、サポートを受ける必要があった(筆者のSIMカードが非常に古いものであることが原因だった)。
カラーバリエーションは、(PRODUCT)RED、ミッドナイト、スターライト、パープル、ブルー(Appleが貸してくれたレビュー機はこの色だった)の5種類となっている。
iPhone 14には3つのカメラがある。背面に搭載されたメインの広角カメラと超広角カメラ、そして、前面にあるアップデートされた新しい「TrueDepth」カメラシステムだ。iPhone 14のカメラは、iPhone 13 Proのメインカメラによく似ている。このことは、筆者がiPhone 14について、望遠カメラのないiPhone 13 Proと評した理由の1つである。
iPhone 13と比較すると、14のメインカメラは、より大きなセンサーと、より高速なシャッタースピードが可能な絞り値f1.5の新しいレンズを備えている。それらすべてのハードウェアを、「Photonic Engine」と呼ばれるAppleの新しい処理パイプラインと組み合わせることで、特に暗い環境で写真を撮影するときの画質が向上している。
筆者のテストでは、素晴らしい写真と動画が撮れている。照明環境が良好ではない場合でも、まずまずの画質の写真を撮影できた。あまり明るくない喫茶店の店内で撮影した、下の犬の写真を見てほしい。体毛の質感とディテールをうまくとらえている。また、この写真を撮影したとき、犬は頭を動かしていたが、写真はぶれていない。
iPhone 14の超広角カメラは、筆者のお気に入りのカメラの1つだが、全体的な画質とパフォーマンスという点で、メインカメラには一歩劣る。また、iPhone 14 Proと異なり、超広角カメラをマクロカメラとして使うことはできない。とはいえ、超広角カメラの極めて広い視野によって、劇的な写真や動画を撮影できることは高く評価している。
iPhone 14の「ナイトモード」は改善されているが、光源が反射する問題は解決されていない。高架道路を撮影した下の写真を見てほしい。店の看板の光が夜空に映ってしまっている。
iPhone 14で撮影したほかの写真も下に掲載しておく。
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