SpaceXの衛星ブロードバンド「Starlink」は、南極でのサービス試験により、地球上の7つの大陸すべてで利用可能になった。
米国立科学財団(NSF)は、マクマード基地でStarlinkの「極地サービス」を試験していることを発表した。この基地は南極最大級で、NSFが管理する米国南極プログラム(USAP)の物流拠点となっている。
「NSFの支援を受けた南極のUSAPの科学者らは、とても幸せだ!Starlinkは、マクマード基地に新たに配備されたユーザー端末で極地でのサービスをテストしており、科学支援のために帯域幅と接続性を高めている」と、NSFはツイートした。
NSF-supported USAP scientists in #Antarctica are over the moon! Starlink is testing polar service with a newly deployed user terminal at McMurdo Station, increasing bandwidth and connectivity for science support. pic.twitter.com/c3kLGk8XBV
— National Science Foundation (@NSF) September 14, 2022
USAPのウェブサイトによると、この南極基地の通信は、バックアップとして米航空宇宙局(NASA)、米防衛省、Airbus、Iridiumが所有する複数の衛星に頼っているという。
SpaceXによると、南極におけるStarlinkサービスは、同社の「宇宙レーザーネットワーク」によって実現しているという。同社がこの1年間テストしてきたこのネットワークは、同社の衛星の間のレーザーによって光リンクを提供する。
Starlink is now on all seven continents! In such a remote location like Antarctica, this capability is enabled by Starlink's space laser network https://t.co/c9HX0xrX0u
— SpaceX (@SpaceX) September 14, 2022
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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