NTTドコモは9月5日、従来のスマートフォンなどの機器補償に加えて、自宅で利用中のデジタル機器の故障や破損などを補償する新補償サービス「smartあんしん補償」の提供を9月15日から開始すると発表した。
smartあんしん補償は、「ご利用機種の補償」「イエナカ機器補償」「スマホ不正決済補償」「携行品補償mini」の4つの補償で構成する。
「ご利用機種の補償」では、スマートフォンやタブレットなどの故障、水濡れ、盗難、紛失などのトラブル時に代替機を提供する。また、修理費用の一部サポートや電話帳などのデータ復旧費用の割り引きも受けられるという。
「イエナカ機器補償」では、自宅でインターネットに接続して利用するTVやPC、ゲーム機などの故障や破損に対し、最大7万円を補償上限額として、修理や代替品を提供する。
「スマホ不正決済補償」では、各決済事業者が提供するQRコード決済や後払い式電子マネーにおいて、不正利用の被害に遭った場合に、最大100万円を補償する。
「携行品補償mini」では、日本国内において契約者本人が所有する腕時計やカメラなどの携行品に対し、外出先で損害が生じた場合に最大1万円まで補償する。
smartあんしん補償の対象は9月15日以降に発売された機種で、機種購入もしくは、持込み機種での回線契約から14日以内であることが条件となる。また、すでに申し込み機種がトラブルに遭っている場合は契約できない。
「ahamo」を含めたドコモの回線契約者に加えて、回線契約がない場合でも、「dアカウント」または、「ビジネスdアカウント」を所有していれば契約できる。ただし、「ご利用機種の補償」の補償対象機器は、ドコモで購入した機器に限定するとしている。
月額料金は機種によって異なる。「330円プラン」「550円プラン」「825円プラン」「990円プラン」のいずれか4プランとなり、初回31日間は無料で利用可能。
全国のドコモショップ、ドコモ販売店、ドコモオンラインショップ、smartあんしん補償センターで受け付けるとしている。
同社は2006年に「ケータイ補償 お届けサービス」の提供を開始して以来、時代の変化にあわせて補償内容を変更しながら、スマートフォンやタブレットなどの故障、水濡れ、盗難、紛失などに対して、環境に配慮したリフレッシュ品(回収電話機の検品を行い、新品同様の状態に初期化した製品)を提供してきた。
今回、多様化するニーズに柔軟に対応するため、利用機種のトラブルだけでなく、自宅で利用中のデジタル機器の故障や破損、QRコード決済や後払い式電子マネー決済などのスマートフォンでの不正利用、腕時計やカメラなどの携行品の破損などを補償する保険をセットにして提供するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」