NTTドコモ、鹿島アントラーズにライブ配信プラットフォーム「Smart vLive」を提供

 NTTドコモは8月9日、鹿島アントラーズ・エフ・シーが観戦者向けに提供を開始する「マルチアングル映像体験サービス」において、ライブ配信プラットフォーム「Smart vLive」および、ライブ映像の視聴サイトを提供すると発表した。


 ライブ配信プラットフォーム「Smart vLive」では、1秒未満の低遅延ライブ映像配信や、視聴者が好みのアングルを選択できるマルチアングル機能などを提供。加えて、メイン会場とサテライト会場を遅延なくつなぐ、双方向性のある視聴体験を実現するサービスとなる。



 同サービスの提供により、スタジアム内の観戦者は、所有する5G対応スマートフォンなど(5G対応スマートフォン以外でも利用は可能だが、5G通信を推奨)で視聴サイトへアクセスし、数台のカメラ映像(視点)を自由に切り替えながら、試合映像がリアルタイムで視聴できるようになる。

 また、選手の表情がよりわかる「表情カメラ」や、縦側からの視点で普段とは違う戦術面での観戦も楽しめる「戦術カメラ」など、4種類の映像を用意する。


 同社は、鹿島アントラーズ・エフ・シーと2019年2月にオフィシャルパートナー契約を締結。今回の取組みは、「映像テクノロジー」の協業領域での取り組みとなる。

 なお、2020年9月27日に共同で実施した実証実験(5Gを活用し、試合のマルチアングル映像や解説情報などをスタジアム内の5Gスマートフォンに配信するサービス)が好評だったことを踏まえ、鹿島アントラーズ・エフ・シーでは新たな試みとして、観戦者向けの「マルチアングル映像体験サービス」を提供することになったという。

 直近では、「2022明治安田生命J1リーグ第28節浦和レッズ戦」(9月3日)、「2022明治安田生命J1リーグ第31節FC東京戦」(10月1日)、「2022明治安田生命J1リーグ第34節ガンバ大阪戦」(11月5日)で対応する。

 マルチアングル映像体験チケット販売は、8月10日午前10時から順次販売開始予定。チケット販売価格は、マルチアングル映像体験付きウエストゾーン席(1000席)が大人3700円(税込)、小中高2400円(税込)。マルチアングル映像体験オプション(500席)が900円(税込)。なお、マルチアングル映像体験オプションはチケットは付いておらず、自身の席でマルチアングル映像を体験できるものとなる。

 マルチアングル映像体験チケットは、Jリーグチケットサイト(鹿チケ)で購入できる。


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