「Gmail」での同意のない広告メールの送信は欧州司法裁判所の決定に違反しているとして、欧州の非営利データプライバシー擁護団体がGoogleについて申し立てを行った。Reutersが現地時間8月24日、報じた。
この申し立てを行ったnoyb(None Of Your Business)は、フランスのデータ保護当局「情報処理・自由全国委員会」(CNIL)に提出した訴状の中で、Googleが広告を、事前に同意していないGmailユーザーに送っていると主張している。noybは、これらのメールはダイレクトマーケティングのメールとみなされるべきであり、ユーザーの同意が必要なため、2021年の欧州司法裁判所の決定に違反しているとしている。
noybによると、Gmailにはスパムフォルダーがあるが、これらの広告メールはユーザーの受信箱に直接送信されているという。送信元に関係なく、同意のない広告メールはスパムだというのが、noybの見解だ。
noybの顧問弁護士Romain Robert氏は、次のように述べている。「実に単純な話だ。スパムは、同意なしに送られた商用メールで、これは違法だ。電子メールプロバイダー(のGoogle)が作成したものだからといって、合法にはならない」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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