PCは、キーボードとマウスのようなポインティングデバイスを使うことで多種多様な作業を済ませられる汎用的なデバイスだ。ただし、画像や映像、音楽の編集など、細かな操作を繰り返し実行する必要がある場合、キーボードとマウスでは効率が悪い。そのため、「TourBox」や「Loupedeck」のような、特定アプリの操作に適した専用の外付けコントローラーが存在する。
今回は、「Adobe Lightroom」用だったLoupedeckの派生デバイスで、主に映像ライブ配信での使用を想定した「Loupedeck Live S」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Loupedeck Live Sは、複数備えるボタンやダイヤルに、Windows PCやMac上で動く各種アプリの機能を割り当てて使うUSB外付けコントローラー。サイズは150mm×85.5mm×30mmで、キーボードの横に置いても邪魔にならないだろう。
ボタンを兼ねるダイヤルが2つあり、音量や明るさ、色調などの調整に適している。表面の左右に設けられた4つのボタンと、中央にある15個のボタンには、任意の機能を設定して押すだけで実行できる。中央のボタンはミニディスプレイを内蔵しており、機能に応じたアイコンを表示しておける。
さらに、中央部のボタンと割り当てられた各機能の関係は「ページ」というグループで管理され、最大14ページの設定が可能。そのため、合計210種類の機能を割り当てられる。ページ切り替えは、ボタンを左または右にスワイプすればよい。
映像ライブ配信用としているが、画像や映像の編集、音楽の製作など、設定次第でさまざまな活用が考えられる。
Indiegogoでの目標金額は5万ユーロ(約693万円)。記事執筆時点(日本時間6月2日15時)で約3万ユーロ(約415万円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと29日ある。
Loupedeck Live Sの紹介ビデオ(出典:YouTube)
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