メドレーは8月1日、NTTドコモと共同運営するオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」について、NTTドコモが提供する電子お薬手帳サービス「おくすり手帳Link」と2023年9月30日に統合すると発表した。
これに伴い、NTTドコモが提供するおくすり手帳Link患者向けアプリと、連携する薬局向けシステムついては、9月9日18時に新規受付を終了する。また、おくすり手帳Linkは、2023年9月30日23時59分をもってサービスの提供を終了する。
NTTドコモのおくすり手帳Linkは、薬局による効果的な服薬指導のほか、処方箋の事前送信により、店頭での待ち時間短縮が可能な薬局・薬剤師および、患者向けサービス。患者向けアプリは、現在約56万人が利用しているという。
両社は、2021年12月7日よりCLINICSの共同運営を開始している。今回、その取り組みの一環として、さらなる医療サービスの利便性向上を目的に、おくすり手帳LinkをCLINICSへと統合することになった。
なお、おくすり手帳Linkの登録データはCLINICSへと移行でき、診療所や病院を受診する際のオンライン診療や対面診療の予約、オンラインでの事前問診、診療費のアプリ決済なども利用できる。
加えて、NTTドコモが提供する薬局向け管理システムを利用する薬局については、同社が提供するかかりつけ薬局支援システム「Pharms」の導入を推奨している。
Pharmsでは、オンラインでの事前問診、オンライン服薬指導、SMSやアプリを通じた服用フォローアップ、お薬代や配送料のアプリ決済に対応する。
同社では、今回の統合によりおくすり手帳Linkの利用者は、より多機能なサービスの利用が可能となるため、患者の医療体験向上や薬局の業務効率化が期待できると説明している。
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