カカクコムは7月26日、レストラン検索・予約サイト「食べログ」の新たなサービスとして、飲食店で客様のスマートフォンを通じて注文や会計ができる店内モバイルオーダーサービス「食べログオーダー」を開始したと発表した。
導入店舗では、ユーザー自身のスマートフォンで二次元バーコードを読み取るとメニュー画像や説明などを閲覧、簡単に注文ができ、そのままオンライン決済まで進めるようになる。
また、カカクコムとデジタルガレージ、東芝テックの3社は、食べログオーダーを戦略的に支援する基本合意書を締結したことも発表している。
デジタルガレージの子会社で、決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーは、20数年に渡り可用性の高いセキュアなシステム基盤・運用体制の下、さまざまな決済手段を提供。昨年度ベースで、年間決済取扱高は約3.6兆円、決済取扱件数は約7.2億件、加盟店数70万店以上と、日本を代表するPSP(Payment Service Provider)に成長している。
東芝テックは、POSシステムのリーディングカンパニーとして、強固な顧客基盤、営業・保守網といったリアルアセットを最大限活用し、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を基軸としたデータソリューションの創出に注力している。
今回の3社合意は、民間サイドから飲食業界に対して、日本を代表する最適なソリューションの提供を目指す取り組みになるとしており、3社の持つ特徴とこれまで培ってきたノウハウを連携させ、飲食・小売業界のDX推進を支援していくという。
また、東芝テックのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を通じて、東芝テックのPOSシステムと食べログオーダーとを接続する。接続に当たっては、デジタルガレージが東芝テックの支援を得て開発するツール群(SDK)を利用する。
なお、食べログオーダーは、飲食店における業務効率化を実現するサービスとして、経済産業省が推進する「IT導入補助金2022」による補助対象の事業として採択されている。
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