iOS 15でデビューしたSharePlayは、「FaceTime」でつながっている相手と体験を共有できる機能だ。仲間と一緒にテレビ番組を見たり、音楽を聴いたりできる。iOS 16では、FaceTimeだけでなく、SharePlayに対応するアプリが増えた。
しかしSharePlayに関するアップデートの中で、最も注目すべきはメッセージアプリ内でSharePlayを利用できるようになったことだろう。Appleによれば、これはアプリ開発者からの要望が特に多かった機能だという。「Disney+」の映画を友人と一緒に観たい時は、メッセージアプリでチャットしながら、そのままアプリ内でSharePlayを立ち上げられるようになる。
セーフティチェックは、パートナーから虐待を受けている人のための新機能だ。位置情報はもちろん、iPhoneのパスワードやメッセージ、アプリへのアクセス権限を確認し、リセットできる。
集中モードにも複数のアップデートが加えられる。例えば集中モードを選ぶと、ウィジェットやロック画面の見た目が変わる。仕事用の集中モードとワークアウト用の集中モードを作り、異なるロック画面を設定することも可能だ。
集中モードの時に適用される集中モードフィルターもアプリごとに用意される。例えば「Safari」では、選択した集中モードに応じて表示されるタブを制限できる。
「マップ」アプリも進化している。まず、経路上に最大15カ所の経由地を設定できるようになる。Macのマップアプリで作成した経路をiPhoneと共有することも可能だ。
Googleが「Android 13」で発表した「Google Wallet」と同じように、マップアプリ上で交通機関の運賃を確認したり、交通系ICカードを追加し、チャージしたりすることもできる。
iCloudにも複数の新機能が追加される。特に興味深いのは、子供用の新しいデバイスを簡単に設定できるようになったことだ。「クイックスタート」が表示されたら、新しいデバイスを利用するユーザーを選ぶ。以前に選択、設定したペアレンタルコントロールをまるごと引き継ぐことも可能だ。ただし、これは多くの人が望んでいる機能、つまり同じデバイスに複数のユーザーを設定できるようにする機能ではない。
新しいファミリーチェックリストには、位置情報の共有設定や「iCloud+」のサブスクリプション共有など、子供の成長に合わせて設定を見直すためのヒントも用意されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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