三井化学と独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインは7月5日、共同でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドとなる「321FORCETM Global Innovation Fund」を設立したと発表した。
三井化学が有限責任組合員を、グローバル・ブレインが無限責任組合員を務める。登記上の名称は「MCIイノベーション投資事業有限責任組合」で、総額50億円を10年間運用する。
321FORCETMは、ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーション、スマートシティ、宇宙といった三井化学のアセットやリソースを活用できる領域に投資していくという。そのほか、現時点で事業シナジーの確実性は低くとも、大きく成長が期待できる市場、技術にも投資するとしている。
三井化学は、321FORCETMの活動を通じて、社内から提起される発想とスタートアップ企業の技術や事業のマッチング、先進情報へのアクセシビリティ向上を進める。
全社一丸となった新事業創出に向けた全社インテリジェント・プラットフォームを構築し、三井化学の長期経営計画「VISION2030」の基本戦略のひとつである「ソリューション型ビジネスモデルの構築」を志向するという。
グローバル・ブレインは、321FORCETMの運営において、有望企業の発掘や投資判断、多面的な経営支援、IPO支援などを実施する。投資先スタートアップ企業の飛躍的成長の実現をサポートしていく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス