TikTokは、隠れた広告や不適切なコンテンツから未成年を保護できていないとする消費者権利団体の警告を受けて、自社の慣行を改めることに同意した。
欧州連合(EU)の欧州委員会は現地時間6月21日、TikTokと協議した結果、同社が自社慣行をEUの規則に準拠させることを約束したと発表した。TikTokはこれに基づき、隠れたブランドコンテンツや、未成年を欺いて何かを購入するよう仕向ける恐れのある広告をユーザーが通報できるようにする。
また、同社のポリシーに基づき、酒類、たばこ、「一攫千金」詐欺など、「不適切な商品やサービス」に関するブランドコンテンツも禁止する。有料広告には新しいラベルが付与され、ユーザーは、#adや#sponsoredなどのブランド関連のキーワードを付けたコンテンツを公開する際に、トグルをオンにするよう促される。また、1万人超のフォロワーを持つユーザーの動画は、TikTokのガイドラインに従っていることを確認するための審査を受ける。
今回の変更は、TikTokがEU規則に違反していることを把握した欧州消費者機構(BEUC)の申し立てに基づいている。欧州委は欧州各地の消費者保護当局およびTikTokと協議し、問題ある同社慣行の是正に取り組んだという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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