来週開幕するAppleの年次開発者会議WWDCでは、以前からうわさされている拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットは発表されないという予測を、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が米国時間5月31日にツイートで明らかにした。
AppleのAR/VRヘッドセット関連の話題では、最初の製品が2022年に発表されるのではないかという憶測や報道がこれまでに流れており、5月には、Appleの取締役会でその製品が披露されたという報道もあった。Appleは過去に、次期ハードウェアをWWDCで披露したこともあったが、今回Kuo氏はこのヘッドセットは量産までにまだ間があるので、6月6日に開幕するWWDCで披露されるとは考えていないと記している。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 31, 2022
It still takes some time before Apple AR/MR headset enters mass production, so I don't think Apple will release AR/MR headset and rumored realityOS at WWDC this year. Apple's competitors worldwide can't wait to see the hardware spec and OS design for Apple's AR/MR headset.
「AppleがAR/MRヘッドセットとそのOSをWWDCで発表すれば、競合他社は直ちに模倣プロジェクトを開始し、Appleの素晴らしいアイデアを喜んで真似して、Appleが2023年に製品を発売する前に、新製品を店頭に並べるに違いない」とKuo氏は続けた。
ARとは、実際の環境に画像を重ねて表示するもので、没入感あふれる環境を完全にコンピューターで構築するVRとは異なる。複合現実(MR)は、実世界と仮想世界を融合するものだ。
このヘッドセットに関するこれまでの憶測としては、Appleの「M1」チップを搭載して、ハイエンド製品「Meta Quest」 に似たものになるという情報もあった。
WWDC22は6月6~10日に開催され、ライブ配信される。AppleはWWDCで「iOS 16」を発表すると予想されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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