Appleの取締役会で最近、同社の複合現実(MR)ヘッドセットが先行披露されたと、Bloombergが米国時間5月19日に報じた。「事情を知る関係者ら」の話として、年に少なくとも4回開催される取締役会で先週、このヘッドセットのデモが行われたと報じている。
Appleはヘッドセットに搭載する「realityOS」の開発も加速させていると、関係者らはBloombergに語ったという。
このヘッドセットは、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の要素を組み合わせたものとされている。発売されれば、Appleにとって2015年の「Apple Watch」以来の新たな中核製品になるとみられる。
Appleは以前、AR/VRヘッドセットを2022年に発売する計画だと報じられていた。アナリストのMing-Chi Kuo氏は、「Appleの目標は、10年以内に『iPhone』をARに置き換えることだ」と予測したと報じられている。
2021年には、Apple社内でAR/VR計画について意見の相違があるとする、Bloombergの報道があった。この記事では、Appleは先にVRヘッドセットを開発し、その後ARスマートグラスを開発する、分割戦略を採用する可能性があるとしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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