クックパッドは5月19日、生鮮食品EC「クックパッドマート」において、ANA Cargoとの連携したことを発表した。
同社独自の食品流通網と、ANA Cargoの旅客機の貨物スペースを活用した航空輸送を組み合わせ、地方の食材を収穫後、最短翌日に一都三県のクックパッドマートユーザーへと届けられるようになる。
クックパッドマートは、食のつくり手と消費者をつなげる生鮮食品ECプラットフォームとして、独自の流通網を構築。1000店を超える出店者が販売する生鮮食品や日配品など、約1万5000種類の商品を取り扱っている。
現在、一都三県の約700カ所に生鮮宅配ボックス「マートステーション」を設置。ユーザーは、自宅配送サービスを利用して商品を受け取るだけでなく、指定したマートステーションで商品をピックアップできるようになっている。
こうしたサービスを展開していく中で、ユーザーが料理を楽しめるようにするためには、より新鮮な状態でさまざまな産地のものが購入できる必要があると考えたという。
そんな中、高知県で地元の食材を取り扱うHarunaより、一都三県の生活者に新鮮な高知の食材を届けたいとの相談を受け、2021年12月よりANAの航空便とクックパッドマートの流通網を組み合わせた、同連携のトライアル運用を実施。
その結果、これまで都内の小売店に並ぶまで5日程度かかっていた野菜などの一次産品が、収穫後最短翌日には一都三県の生活者に届けられたという。現在も、とれたてのミョウガやカツオなどをクックーパッドマートで注文できる。
そこで両者は、今後さまざまな地方の食材をクックパッドマートで取り扱うことや、一都三県で開催される食関連イベントでの出店などを視野に入れ、さらに連携を強化することに合意。今回の連携開始となった。
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