調理ロボットを手がけるTechMagicは5月17日、同社が開発したパスタ調理ロボット「P-Robo」が、東京都千代田区の丸ビルで6月30日に開業する飲食店「エビノスパゲッティ 丸ビル店」で稼働を開始すると発表した。エビノスパゲッティは、飲食大手のプロントコーポレーションが手がける新業態。
P-Roboは、商品のオーダーから麺の茹で、具材・ソースの供給、調理、鍋の洗浄を自動で行うパスタ調理ロボットで、TechMagicによれば世界初という。1食目は約75秒、連続調理時の2食目以降は約45秒で調理でき、独自開発した形状のフライパンと高出力のIHで調理することで、調理スピードと熟練の調理技術の再現を両立した。麺の茹でから調理、鍋の洗浄まで調理ロボットが担当し、店舗では1~2人の省人化も図れるとしている。
回転式で高出力のIH、4つのフライパンを操るアームロボット、具材などの状態把握に活用する画像認識システムなどを搭載しており、従業員は盛り付けのみでパスタを提供できる。1時間当たり最大90食の調理が可能としている。
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