シャープは5月13日、4K有機ELテレビ「AQUOS OLED ES/EQ」シリーズと4K液晶テレビ「AQUOS EU/EN/EL」シリーズを発表した。新開発の画像処理エンジン「Medalist S3」により、番組のジャンルに最適な映像に自動で調整する新映像モード「AIオート」を備える。発売は6月11日から順次。
4K有機ELテレビは、フラグシップモデルになるESシリーズ「4T-C65ES1/C55ES1」と、有機ELテレビとしては国内初投入となる42V型を含むEQシリーズ「4T-C77EQ1/C65EQ1C55EQ1
C48EQ2/C42EQ2」の2シリーズ7機種をラインアップ。4K液晶テレビはEUシリーズ「4T-C65EU1/C55EU1」とENシリーズ「4T-C70EN1/C65EN1C60EN1/C55EN1/C50EN2/C43EN2」、ELシリーズ「4T-C75EL1/C65EL1/C50EL1/C43EL1」の3シリーズ12機種をそろえる。
いずれも、新開発の画像処理エンジンMedalist S3を搭載しており、100万以上の映像を学習したAIが、映像の中から人の顔や空などを高精度で検知する映像モードAIオートを採用。検知結果と、映画やドラマ、スポーツといった番組のジャンルに合わせて、映像を自動で調整するため、コンテンツに適した色彩、明暗、精細感で映像を再現する。
有機ELのESシリーズには画素、エリアごとの光量を緻密に制御する「Sparkling Drive EX」回路、液晶テレビのEUシリーズには「アクティブLED駆動」を採用し、コントラスト性能が進化。ESシリーズは、「輝き復元」処理と組み合わせることで輝き感のある映像を再現する。
ES/EUシリーズには、画面下部に加え、画面背面上部にトゥイーターとミッドレンジを搭載したハイトスピーカー、背面のサブウーファーを配した「ARSS+」音響システムを備え、臨場感のあるサウンドを再現。ハイトスピーカーを前向きに20度傾斜させて設置することで、音を斜め前方向に放出するため、映像と音声が一体となった音場空間を体験できる。
ES1/EQ1/EU1/EN1シリーズは、ハンズフリーに対応し、「OK Google」と言ってから話しかけることで、コンテンツの検索や音楽の再生をすることが可能。リモコンに触れずに、声で電源オンもできる。
リモコンの上段には、Netflix、Prime Video、U-NEXT、Hulu、ABEMA、Paravi、YouTube、Disney+のダイレクトボタンを用意し、テレビの電源がオフの状態でも、ダイレクトボタンを押すだけで動画サービスの起動が可能。マイクを搭載しているので、音声での検索もできる。
いずれもBS4K、110度CS 4Kチューナーを2基内蔵し、別売の外付けHDDと組み合わせれば、4K放送視聴中に別の4K放送と地上、BS、CSデジタル放送の2番組同時録画が可能。指定した時間帯に目の負担軽減に配慮した映像に自動で調整する「リラックスビュー」を採用したほか、ES/EUシリーズは、ディスプレイ部の意図しない回転を抑制できる新デザインの「回転式スタンド」を搭載する。
独自のエンタメ、生活情報サポートアプリ「COCORO VISION」も搭載。同日には、認知機能のトレーニングサービス「CogEvo(コグエボ)」を、「COCORO VISION」用にカスタマイズした新機能「今日の脳トレ」対応へとバージョンアップしたことも発表した。
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