シャープは10月26日、mini LED バックライトを搭載した「AQUOS XLED」(アクオス エックスレッド)に、8Kテレビの「DX1」、4Kテレビの「DP1」シリーズを発表した。従来機比約72倍の数のmini LEDを敷き詰めることで、輝度やコントラストを向上させている。
発表したのは、8KテレビのDX1シリーズが85V型の「8T-C85DX1」(想定税込価格:176万円前後)、75V型の「8T-C75DX1」(同:82万5000円前後)、65V型の「8T-C65DX1」(同:66万円前後)の3モデル。4KテレビのDP1シリーズは65V型の「4T-C65DP1」(同:44万円前後)と55V型の「4T-C55DP1」(同:36万3000円前後)の2モデルになり、発売は12月10日(4T-C55DP1のみ2022年2月26日)。当初月産台数は計4000台を見込む。
新開発のmini LED バックライトを備え、新技術「アクティブmini LED駆動」と「量子ドットリッチカラー」により、高コントラスト、高輝度、広色域を実現。ナノサイズの半導体粒子である量子ドットによる光波長変換技術を採用した量子ドットリッチカラーは、バックライトの青色光から純度の高い3原色(青・緑・赤)を生成し、広色域と色鮮やかな映像を表現する。新設計回路「フレアブライトネス」は、表示する映像の局所的な明るさやコントラストを解析。明暗差をさらに伸長させ、輝きや締まった黒などのコントラスト表示性能を向上させた。
DX1シリーズは、画面背面上部にミッドレンジ、サイドにトゥイーターを搭載し、画面の周囲を8つのスピーカーで取り囲み、広がりのある音場を再現。複数のスピーカーを内蔵しつつ、奥行き2.6cmのスリムボディを両立している。DP1シリーズは、画面背面上部にトゥイーターとミッドレンジを搭載したハイトスピーカーを装備。背面のサブウーファーと合わせ、迫力ある音声を再生する。ハイトスピーカーを前向きに20度に傾斜させて設置することで、包み込むような臨場感も体感できるという。
本体には高画質画像処理エンジン「Medalist Z2X」(DP1シリーズは「Medalist S2X」)を備え、地上デジタル放送やネット動画も高画質で再現。映像信号に含まれる被写体の動きや輪郭、質感などをリアルタイムで解析し、本来持っている精細感やコントラスト、色合いの情報を復元する「オブジェクト プロファイリング」にも対応する。
いずれも、「HDR10」「HLG」「Dolby Vision」の3つのHDR規格に対応。BS4K、110度CS 4Kチューナーを2基内蔵するほか、DX1シリーズにはBS8Kチューナーを備える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力