楽天グループと日清食品は5月11日、パートナーシップ協定を締結したと発表した。日清食品が研究を進めている「完全栄養食」を軸に、さまざまな分野で新たなビジネスの創造を図る包括的なパートナーシップ協定という。
日清食品は「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食」をコンセプトとして、栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、独自かつ最先端の食品加工技術を駆使した未来の完全栄養食の研究を進めている。この完全栄養食を普及させることで、「好きなものを、好きなときに、好きなだけ楽しめる世界」の実現も目指しているという。
パートナーシップの第一弾として、楽天の社員食堂において、日清食品の完全栄養食を導入する取り組みを開始する。また、楽天のECサイト「楽天市場」で完全栄養食を展開するほか、保険事業、シニア事業においても完全栄養食を活用した取り組みで協働を進めるとしている。
日清食品は、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発するDAIZとの資本提携や「培養ステーキ肉」の作製など、フードテック領域での取り組みを強化している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」