ヤフーは4月27日、同社が運営するフリマアプリ「PayPayフリマ」と、ZOZOが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」が連携する、「ファッション特化型ソーシャルコマース」を今夏から展開すると発表した。
WEARに投稿されたファッションアイテムが、PayPayフリマを経由して出品、購入できるようになる。PayPayフリマの機能がSNSと連携するのは初。
CtoC-EC(個人間取引)市場が拡大する中、PayPayフリマは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」アプリのトップ画面から利用できるPayPayフリマミニアプリの提供など、他サービスとの連携を進めている。
2021年には、ユーザー同士が自由にアイテムについて情報交換できる投稿機能を導入。ユーザー間のアイテムの売買だけでなく、コミュニケーションによってアイテムとの出会いや発見を創出する「ソーシャルコマース」戦略を推進しているという。
ZOZOは、2013年にWEARの提供を開始。アプリダウンロード数は1600万を突破し、1200万件を超える多種多彩なコーディネートが集まるファッションSNSとなっている。
今夏から展開を開始するファッション特化型ソーシャルコマースは、これまでのファッションコーディネートの投稿、閲覧に加え、WEAR上でファッションアイテムをユーザー同士で売り買い可能。WEARの「WANT(欲しい)」ボタンを押せば、コーディネートの投稿者が持っているアイテムに対して出品をオファーできるという。
WEARに出品されたアイテムは、PayPayフリマにも同時出品される。幅広いユーザーとファッションアイテムの取引を通じて、ファッションの楽しみを分かち合えるとしている。
ヤフーはこれまでも、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」で購入した商品をPayPayフリマへと出品できる機能「持ち物リスト」を提供。ZOZOTOWNのアイテムデータを活用した出品連携による、スムーズな出品体験を提供している。
今後も、Zホールディングスグループのシナジーを生かし、連携するサービスを拡大。新たな商品との出会いやユーザー同士の情報交換、より便利でお得に売り買いができる世界の構築を目指すという。
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