Relic、事業再生や再成長、M&Aなどを総合支援する新会社設立

 Relicは4月18日、事業再生や再成長と、事業のM&Aや売買、再配置を総合支援する「株式会社Reboo+(リブータス)」を設立したと発表した。

新会社のロゴ
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 Reboo+は、Relicホールディングスの戦略子会社として、「事業の再起動+αの循環で、再挑戦を民主化する。」をミッションに、事業やプロダクト、サービスの現状やポテンシャルを適切な分析と評価により見極め、事業再生や再成長を総合支援する「リノベーションスタジオ事業」、事業のM&Aや売買、再配置を総合支援する「リロケーションスタジオ事業」を提供する。

 同社は、これらの事業を通じ、あらゆる事業を再起動することで、プラスアルファの価値や意義を乗せたリノベーション、リロケーションにより「再挑戦の民主化」を実現し、志のある誰もがより挑戦しやすい社会を目指すとしている。

 設立の背景として、昨今のスタートアップ、新規事業ブームで「多産」を実現することのみに焦点が当たる傾向があり、本来ならば撤退やピボットの決断をするべき事業に対して投資を続けてしまうことで新たな投資や事業開発の機会を損失していたり、再生、再成長のための適切な投資を実行できていなかったりするケースが多いことを挙げる。

 また、特定の企業における当該事業の目的や意義、事業規模や成長に至るまでの時間軸においては撤退するべきと判断された場合でも、別の企業においては魅力や意義のある事業となる可能性や、別の企業のアセットやリソースを活用することで大きな事業成長を実現できる可能性も多分に存在するなかで、事業のM&A、売買等を通じた適切な「再配置」が行われていないことから、各企業が常に不確実性の高いゼロからの事業開発を行ってしまい、避けられるはずの「多死」が発生している側面があるという。

 これらの課題を解決、「健全な多死」を促し、企業やスタートアップエコシステムにおける「良質な多産多死」を実現するトータルソリューションの提供を目的に、新会社を設立したと説明する。

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