SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を提供するRelicホールディングスは1月5日、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREとの合弁会社CAMPFIRE ENjiNEを1月4日に設立したと発表した。
2018年からRelicホールディングスが提供してきたENjiNEを共同で提供する。また、ENjiNEとCAMPFIREの相互集客なども実施するという。
ENjiNEは、初期費用無料で保守、運用費用などのコストを抑えつつ、自社でクラウドファンディングサイトを運営できる。また、ENjiNEで構築するクラウドファンディング間での相互集客、プロジェクトや商品の同時掲載などが可能な“ENjiNEネットワーク”などを特徴としている。
CAMPFIREは、初期費用無料で保守、運用費用などのコストを抑えながらスピーディにサイトを立ち上げられるというクラウドファンディングサービス。個人や企業など、ジャンルや規模に限らず活用されており、サポートしたプロジェクト数は5万9000件、累計支援者数は650万人、支援総額は530億円にのぼるという。
今回、両社の合弁で設立したCAMPFIRE ENjiNEでは、RelicがENjiNEを通じてこれまで培ってきた企業向けのクラウドファンディングサイト運営における知見やサービスと、CAMPFIREが持つクラウドファンディングのプロジェクトオーナーや支援者に関する知見やアセットなどを組み合わせる。ENjiNEを進化させ、企業がクラウドファンディング事業に挑戦しやすい世界を実現するとしている。
また、現在ENjiNEで構築する企業のクラウドファンディングサイトに対して、CAMPFIREのマーケティングノウハウを提供するほか、ENjiNEとCAMPFIREの同時掲載による相互送客やログイン連携などのサービス同士のシームレスな連携も予定する。
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