認証情報に関して、書き留めておく必要のある重要な情報があるときのために、iOS 15.4では、「iCloudキーチェーン」に保存したユーザー名やメールアドレス、パスワードにメモを追加できるようになった。この機能にアクセスするには、「設定」アプリケーションを開いて、以下の手順を実行する。
1. 「パスワード」に移動して、自身を認証する。
2. メモを残したいアカウントをタップする。
3. 最後に、「メモを追加」をタップして、メモを入力する。
その後、右上の「完了」をタップすると、それらの認証情報のメモが保存される。
iCloud経由で保存したはずのウェブサイトのパスワードが見つからない場合は、iOSがそのパスワードをユーザー名なしで保存したことが原因かもしれない。ユーザー名がない場合、そのウェブサイトにアクセスしてもパスワードはキーボードに表示されないが、iOS 15.4はその問題の修正を目指している。
iOS 15.4では、Safariでユーザー名なしでパスワードを保存しようとすると、ユーザー名を要求するポップアップが表示される。その通知には、「To save this password, enter the username for your [website] account」(このパスワードを保存するには、[サイト名]のアカウントのユーザー名を入力してください)と書かれており、ユーザー名またはメールアドレスを入力できるテキストフィールドが表示される。
セキュリティ対策として、複数のアカウントでパスワードを使い回さないようにすることが推奨されている。Appleは一貫してその姿勢を貫いている。「設定」>「パスワード」と移動すると、侵害されたパスワードや簡単に推測できるパスワード、使い回されているパスワードに関する勧告が表示されることがあるのは、そのためだ。
これらの勧告は効果的だが、「パスワード」設定にアクセスするたびにリマインドされたくない人は、その勧告を非表示にすることができる。アカウントに移動して、勧告の右上の「×」アイコンをタップする。表示されたポップアップで、「非表示」をタップすると、セキュリティに関する勧告が表示されないようになる。セキュリティに関する勧告を再度確認したくなった場合はいつでも、「パスワード」設定の「非表示になっている“セキュリティに関する勧告”」に移動して、変更することができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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