Appleの「iPhone」向けOSの最新バージョン「iOS 15.4」で大きな注目を集めているのは37種類の新しい絵文字だが、その他にも「ユニバーサルコントロール」などのクールな機能や、マスクをしたまま「Face ID」を使用できる機能などが追加されている。インターフェースと機能の変更点に加えて、新しいセキュリティとプライバシーに関するアップグレードも施されている。
最も注目すべきなのは、「AirTag」を悪用したストーカー行為やその他の犯罪の防止を目的とした機能だが、iOS 15.4には、保存されたパスワードを整理する便利な新機能や、パスワードのセキュリティに関する勧告をカスタマイズする新たな方法も含まれている。
iOS 15.4のプライバシーとセキュリティに関する新しい機能について詳しく知りたい方は、本記事を読み進めてほしい。
AirTagには、泥棒やストーカーに悪用され、危険に気づかない被害者が追跡されてしまうリスクがある。AirTagがストーカー行為に使用されるのを防ぐため、Appleはこの数カ月の間に「iOS」のアップデートをいくつかリリースした。その取り組みは、iOS 15.4でも継続されている。
iOS 15.4でAirTagを設定すると、AirTagが「Apple ID」にリンクされていることを伝える通知が届くようになった。ストーカー行為に利用しようとすると、AirTagから足がつくことを警告するのが狙いだ。その通知には、AirTagを使って誰かを追跡する行為は犯罪とみなされることも記載されている。
iOS 15.4では、AirTagを使用しているときに、より具体的な通知も表示されるようになった。iPhoneで、ユーザーと一緒に動いているように思われるAirTagが検出されると、漠然とした「Unknown Accessory Detected」(不明なアクセサリが見つかりました)という通知ではなく、「AirTag Found Moving With You」(あなたと一緒に移動しているAirTagが検出されました)というアラートを表示するようになった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス