クラウド名刺管理から営業DXサービスへ--「Sansan」がコンセプトを刷新、機能強化も

 Sansanは4月11日、同社て提供しているクラウド名刺管理サービス「Sansan」について、営業DXサービス「Sansan」へとコンセプトを刷新。営業を強くするデータベースとしての機能強化を行うと発表した。あわせて、機能強化にあたり帝国データバンク(TDB)との連携を強化。TDBが有する100万件を超える企業情報が、Sansan上にデータベースとして、2022年6月をめどに標準搭載予定という。

データベースのイメージ
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 新たに、「企業DB」タブがサービス内に設置。Sansan上でTDBが有する100万件を超える企業情報を、接点のあるなしに関わらず閲覧することが可能。データベースとして閲覧が可能になる企業情報は、産業分類、売上、従業員数、資本金等。これらの情報は、営業やマーケティングにおいて活用しやすいCSVファイルの形式でダウンロード可能となっている。

 コロナ禍において営業活動のオンライン化が加速するなか、同社ではオンラインで出会った顧客の情報を正確に蓄積するオンライン名刺機能を提供。Microsoft TeamsのTeams会議や、Google WorkspaceのGoogle カレンダー上でオンライン名刺の利用を可能にするなど、外部サービスとの連携も拡大。また、2021年12月にはメール署名もSansan上で蓄積が可能になる「メール署名取り込み」(旧名称:スマート署名取り込み)の提供を開始している。

 これらに加えて、企業が運用するウェブサイト上の問い合わせフォームとSansanを連携した機能「スマートフォーム」も、2022年5月に提供を開始予定。氏名や会社名、メールアドレス、電話番号等、フォームに登録された顧客情報のSansanへの登録を可能にする。

 これらの機能を活用すれば、Sansan上には名刺のみならずあらゆる顧客との接点情報が蓄積・可視化される。今回新たに追加された企業データベースと組み合わせることにより、接点がある企業のみならず、接点のない企業の情報も含めた利用企業ならではのデータベースを、Sansan上に構築することができるという。

 Sansanのデータベースは、外部システムへと連携・統合が可能。「Sansan Data Hub」のデータ統合機能によって生成された、精緻化、リッチ化されたデータを手間なくSalesforce、Marketo、SATORIといったCRM・SFA、MAツールと連携させることで、効果的なマーケティングへの活用が可能としている。

新UIイメージ
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