営業活動をがんばっているのに、思うように数字につながらない。上司からは「行動量を増やせ」と言われ、会ってもらえそうなお客様にコンタクトするも、「忙しいから」と断られたり、うまく課題を聞き出せず提案の機会を逃したりしてばかり――。そんな営業パーソンには、本書を強くおすすめしたい。
著者の高橋浩一氏は、8年間にわたってコンペの勝率が100%という、営業のプロフェッショナルである。「無敗営業」シリーズや「気持ちよく人を動かす」などといったベストセラーを連発し、年間200回以上の講演や研修に登壇するなど、多くのビジネスパーソンに支持されている。
そんな著者によると、「仕事をスムーズに進めて相手の納得を得られる人」に共通するスキルは「質問力」だ。なぜなら、相手を深く理解できないと、どうしても自分目線の提案になりがちだからだ。著者自身、質問によって相手との距離を縮め、本音を引き出せる関係を築いた結果、お客様から声がかかるようになったという。
本書は、そんな著者のノウハウが惜しみなく明かされる1冊だ。ストーリー形式になっており、新卒2年目になるマサル、チームリーダーのノリコ、そして2人を導く敏腕マネジャーのカピバラ部長とともに、楽しく学べるようになっている。若手営業パーソンと営業リーダーはもちろんのこと、プレゼンや交渉のスキルが求められるすべてのビジネスパーソンにおすすめしたい。
今回ご紹介した「質問しだいで仕事がうまくいくって本当ですか?」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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