サントリー、自販機をセルフレジ化する法人向け軽食販売サービス「ボスマート」を開始

 サントリー食品インターナショナルは3月30日、法人向け自販機サービスを拡張すると発表した。法人が抱える3つの経営課題「コミュニケーション活性化」「職場環境充実」「健康経営サポート」に対応するサービス拡張を実施するという。

 具体的には、コミュニケーション活性化として、「社長のおごり自販機」を全国に拡大する。また、職場環境充実として、新サービス「ボスマート(軽食販売自販機)」を展開するほか、健康経営サポートとして、新サービス「DAKARA給水所(熱中症対策自販機)」を開始する。

 社長のおごり自販機は、オフィスでのコミュニケーションの活性化を目的とした法人向けサービス。社員2人がそろい、自販機の対象部分に2枚の社員証を同時にタッチすることで、それぞれ1本ずつ飲み物を無料で受け取れるようになる(飲料費用は法人負担)。

 
 

 2021年10月より首都圏エリアでサービスを開始していたが、首都圏外からも多数の設置要望があることを受け、2022年5月より全国へと拡大する。さらには、社員証を導入していない法人向けに「社長のおごり専用カード」(有料)も新たに用意した。

 ボスマート(軽食販売自販機)は、職場環境の充実を目的とした軽食販売サービス。「オフィスグリコ」をはじめとするオフィス向けの置き菓子サービスなどは、設置された箱に現金を入れたり、PayPayのQRコード決済をしたりして支払うが、ボスマートは隣接されている自販機のラインアップの中に、軽食を加えることで自販機自体を“セルフレジ化”する。これにより法人は、気軽に飲料と軽食販売を導入できるとしている。すでに8000台(2021年末時点)の先行導入実績があるという。

 
 

 DAKARA給水所(熱中症対策自販機)は、健康経営のサポートの一環として熱中症対策を目的としたサービス。「従業員に飲料が行き届いているか確認したい」「冷えた温度で配布したい」といった声に対応すべく、自販機と専用カードを使用することで、利用状況の確認および、簡単に冷えた状態で飲料配布ができるサービスとなる。

 
 

 同社では、専用カードの使用による飲料提供方法を活用した「来客用自販機」についても同時にサービスを開始する。来客用自販機は、来客者に対して飲料を提供するためのサービス。専用カードを来客者に渡すことで、手軽に飲料が提供できるようになる。同社では、オフィスの応接対応だけでなく、ホテルのウェルカムドリンクにも活用できるとしている。

 
 

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]