HPは米国時間3月28日、ビデオ会議ソリューションを手掛けるPoly(旧Plantronics)を買収することで合意したと発表した。最終的な取引額は、Polyの債務も含めた33億ドル(約4100億円)となる。1株あたり40ドル(約4970円)という提示額は、Polyの直近の終値におよそ53%のプレミアムを上乗せした形だ。
HPはこの新たな買収について、「ハイブリッドワークソリューションにおける業界の機会をさらに強化し、長期的に持続可能な成長と価値の創造に向けて当社の地位を確立する」ものだと述べた。また、Frost & Sullivanのレポート「State of the Global Video Conferencing Devices Market」を基に、今後はオフィスワーカーの75%が、ハイブリッドワークのために自宅用の設備に投資するとの予測を示した。
社名がまだPlantronicsだった頃のPolyは、コンシューマー市場とビジネス市場の両方から利益を得ていたが、2018年に今の社名に変更してからは、もっぱらオフィス向け製品に注力している。
今回の買収は公表されるまでほとんど知られることがなかったが、Polyは以前から、他の企業に声をかけていた。Logitechとも合併について交渉していたが、成立しなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
イノベーションの「種」から社会実装へ--
社会課題の解決に挑む各社の挑戦
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力