StellantisとLGエナジー、カナダで5000億円弱投じEVバッテリー工場新設--年間45GWh生産

 StellantisとLG Energy Solution(LGES)は、カナダで電気自動車(EV)用バッテリーの製造工場を新設するため、50億カナダドル(約4858億円)投資すると発表した。2022年の後半より建設を始め、2024年第1四半期に操業開始する予定。

共同でEVバッテリー工場を新設(出典:Stellantis)
共同でEVバッテリー工場を新設(出典:Stellantis)

 EV用リチウムイオンバッテリーを生産する新工場の建設地は、カナダのオンタリオ州ウィンザー。バッテリーセルとバッテリーモジュールを製造し、Stellantisグループが北米で組み立てるEVへ供給する考え。

 45GWh以上の年間生産能力を目指しており、カナダ国内で初の大規模EV用バッテリー工場になるという。

初の大規模EVバッテリー工場新設を地元政府も歓迎(出典:Stellantis)
初の大規模EVバッテリー工場新設を地元政府も歓迎(出典:Stellantis)

 Stellantisグループは、2030年までに欧州で販売する乗用車のバッテリーEV(BEV)率を100%にする計画を立てている。北米では乗用車と小型トラックのBEV率50%を目指しており、新工場がこの目標の達成に大きく貢献するとした。

 なお、Stellantis傘下には、「Alfa Romeo」「Chrysler」「Citroen」「Fiat」「Jeep」「Opel」「Peugeot」など多数の自動車ブランドがある。

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