Appleが「iPhone」などのハードウェア製品に対するサブスクリプションサービスを導入する可能性があると、Bloombergが米国時間3月24日に報じた。
このサービスを利用すると、Apple製品を所有する代わりに、レンタルサービスのように月額料金を支払ってApple製品を使うことになる。まだ開発段階だが、同サービスは2023年までに提供開始され、「AppleCare」や「Apple One」のプランにバンドルされる可能性があるという。
Bloombergによると、顧客はApple IDまたは「App Store」アカウントでハードウェアのサブスクリプションに加入できるという。これは分割払いプログラムではなく、月額料金は製品の購入価格を12または24カ月分に分割したものではない。料金は、選択する製品によって異なる。
サブスクリプション加入者は、製品を新発売の最新モデルと取り換えることもできるという。Appleは通常、iPhoneの新モデルを年に1度発売している。
Appleはコメントの依頼に応じなかった。
米連邦取引委員会(FTC)は2021年7月、ユーザーが製品を自分で修理したり、サードパーティーベンダーに修理を依頼したりすることを制限するメーカーの行為に対し、法的措置を強化すると発表した。サブスクリプションモデルの場合、ユーザーは使用する製品を所有しないため、こうした措置を回避できる可能性がある。
Appleは2022年内に、顧客が製品の修理に必要な純正部品をAppleから直接購入し、自宅で修理できるようにする「Self Service Repair」プログラムを開始する計画だ。修理用のマニュアルをオンラインで公開するほか、ツール類も提供するとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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