OnePlusの共同創業者で起業家のCarl Pei氏が率いるテクノロジー系企業のNothingが、2022年夏に同社初のスマートフォン「phone (1)」を発売すると発表した。英国時間3月23日のイベントでPei氏が明らかにした。
phone (1)に搭載される「Nothing OS」は、「ピュアAndroidの最も優れた機能」を取り込んでいるとNothingは説明した。このOSの最初のプレビューは、一部のスマートフォンモデルで4月よりダウンロード可能になるランチャーから入手できる。Nothing OSは、3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティ更新が約束されている。
Pei氏はイベントで、Nothingの製品をテクノロジーへの「懐疑的な見方」や「無関心」を解消できるものにしたいと意気込みを語った。このスマートフォンが、業界で必要とされる「目覚まし」のようになることに期待していると話した。さらに、このスマートフォンはこれまでなかったようなものになると約束した。
Nothingは2021年に設立が発表された。最初の製品となるイヤホン「ear (1)」を同年夏に発売している。Pei氏は、これまでにこの製品を50万台出荷したと述べた。それでも同氏は、「われわれはオーディオ企業ではない」と話す。Nothingにはさまざまな製品分野に進出する長期的な計画があるとし、Appleに挑むとの抱負を語った。
Nothingはロンドンに本拠を置く。Nest創業者のTony Fadell氏、Redditの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のSteve Huffman氏、Alphabetの投資部門であるGV(旧Google Ventures)などから出資を受けている。Pei氏は23日、チームメンバーは300人を超え、サプライチェーンの準備ができていることを明らかにした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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