Appleの新型モニター「Studio Display」について初期のレビューが公開され始めているが、この製品について懸念すべき問題が浮上し、Appleが早くもソフトウェアの修正を約束する事態になっている。
問題とされているのは、モニターに内蔵されたウェブカメラだ。Appleが新製品発表イベント「Peek Performance」でモニターの目玉機能の1つとして強調していたことから、カメラの性能には厳しい目が注がれていた。
Appleにとって残念なことに、このウェブカメラは多くのレビューで酷評されている。画像にノイズが多い、ビジュアルが古い、フォーカスコントロールが不十分、低光量時の性能がひどいなど、他にも多岐にわたって性能の低さが批判されている。注目すべきは、これらの問題がいずれも同モニターを「Mac」で使用したときに発生していることだ。そのため、このモニターが「Windows」をフルサポートしていないことはすでに明らかになっているが、それが原因ではない。
このモニターをレビューしたThe VergeのNilay Patel氏は、ウェブカメラの性能のひどさを示す数々の証拠写真を添えてAppleに問い合わせた。
Appleの広報担当者Jennie Orphanopoulos氏はPatel氏に対し、同社のチームが「提供された画像を調べたところ、システムが想定どおりに動作していない問題を発見した」と説明した。その上で「ソフトウェアアップデートで改善する」ことを約束したという。
初期のレビューでは、スピーカーとマイクへの高評価は多かった。ウェブカメラの問題さえなければ、本機は素晴らしいオールインワンのビデオチャットソリューションになったのかもしれない。
レビュアーからは、HDRやローカル調光といったより現代的なテクノロジーに対応していないことや、最小構成でも高額かつ、高さも調節できるスタンドが400ドル(日本では4万4000円)もすることなども指摘されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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