Googleは米国時間3月1日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ウクライナの「Google検索」ユーザー向けにSOSアラートを追加したと発表した。同国で避難情報を検索すると、避難や亡命に関する国連のリソースに案内されるというものだ。
Googleは、ウクライナに対する疑わしい活動を阻止することにセキュリティチームの取り組みを集中させており、同国で特に認証について、Googleアカウントのセキュリティ保護を強化しているとも述べた。
「当社のThreat Analysis Group(TAG)は、脅威アクターらが活動の標的をウクライナに変更しているのを確認している。例えば、脅威グループ『GhostWriter』の背後にいる攻撃者らが、ウクライナ政府と軍高官を標的にしていることを確認済みだ。当社はそうした試みを阻止しており、その活動によるGoogleアカウントの被害はこれまで確認されていない」(Google)
Googleによると、DDoS攻撃からの保護を無償で提供する同社の「Project Shield」によって、現地の報道機関を含む150を超えるウクライナのウェブサイトが保護されているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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