フェラーリ、クアルコム「Snapdragon Digital Chassis」採用--市販車のDXを加速

 FerrariとQualcomm Technologiesは、Ferrariの市販車にQualcomm製「Snapdragon」ベースの技術を採用していくとして、戦略的技術提携を結んだ(FerrariQualcomm)。

FerrariがSnapdragon Digital Chassisを採用(出典:Ferrari、Qualcomm)
FerrariがSnapdragon Digital Chassisを採用(出典:Ferrari、Qualcomm)

 Qualcommは、Ferrariのシステムソリューションプロバイダーとなり、Ferrari自体とFerrari車のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるとしている。Ferrariは、Qualcommの「Snapdragon Digital Chassis」を市販車で採用する。

 Snapdragon Digital Chassisは、自動車で必要とされるテレマティクスや通信、「デジタルコックピット」、先進運転支援システム(ADAS)といった各種機能を提供するデジタルプラットフォーム。両社は、同プラットフォームを使ったデジタルコックピットの設計や開発でも協力する。

 なお、Ferrariは、2月17日発表予定の2022年F1レース向け新車両「F1-75」にSnapdragonのロゴを掲示する。さらに、QualcommはFerrariのeスポーツチームも支援していく。

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