iCAREは2月7日、インキュベイトファンドをリード投資家とした第三者割当増資および、複数の金融機関からの融資により、シリーズEラウンドで総額19億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達により、累計資金調達額は43.8億円となる。
同社は、2016年に健康管理システム「Carely」を開発・運営。1月時点における累計契約企業数は500社を超え、アカウント数はサービス開始から年平均成長率121%で伸び続けている。
同社によると、コロナ禍以前では人事・総務が抱える健康管理(健康診断・ストレスチェック・長時間労働対策など)を自動化し、業務工数を削減するSaaSとして評価されていたという。
2020年9月からは、蓄積された健康ビッグデータを活用した健康経営コンサルティングを開始。直近では「持続的な事業成長を支えるための健康管理の基幹システム」として評価され、従業員数1万名を超える大企業への導入が進んだことでアカウント数が急伸している。
今回の資金調達では、「Carely」の認知拡大に加え、従業員への健康投資が事業成長につながる有用性を証明するために、健康ビッグデータをより一層活用するプロダクトの開発に活用する。加えて、人材採用と組織体制の強化にも引き続き注力する方針だという。
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